*ショートカットの作り方 [#a5d1d4be]

ショートカットを作成し、オプションを指定することで、フリープレイモードや全画面表示、ミュート状態での起動など様々なモードが利用できます。

ショートカットを作って、プログラム起動時に各種オプションを設定する方法は、別に Simutrans に限ったことではなく、Windows 用アプリケーション全体に共通の話題なのですが、2chで時々質問があったので、スレッドでの回答を転載しました。
&size(10){(自分が回答した原文は、画面サイズ用だったので一部加筆修正してあります)};

以下の説明文では、フリープレイ(倒産なしの借金無制限モード)にする場合を、例として解説していますが、ウィンドウサイズを指定する場合も同じです。その場合は、''-freeplay'' を ''-screensize W''x''H'' に置き換えて読んでください。

#contents

RIGHT:&size(10){''更新履歴''};
RIGHT:&size(10){-themeを追加 2014/04/23};
RIGHT:&size(10){-addonsを追加 2017/03/11};

**手順 [#w234d021]

インストールしたフォルダを、エクスプローラ等で開いてください。 
simutrans(.exe アプリケーション)のアイコンを右クリックして、出てくるメニューの 
中ほどの「ショートカットの作成(S)」を選ぶと、新しく 
『''simutrans.exe へのショートカット''』というものができます。 

こんどはこのアイコンを右クリックして、メニューの一番下の「プロパティ(R)」を 
選んでください。「simutrans.exe へのショートカットのプロパティ」という 
ダイアログボックスが表示されると思います。その真ん中あたりに 
「リンク先(T):」という入力用のテキストボックスがあって、最初は 

 "C:\Program Files\Simutrans\simutrans.exe" 

となっていると思います。

&size(10){※ インストールした場所によって、多少違う場合もあります。前後のクォーテーションマーク(''"'')が無いかもしれません。};

この後ろに、半角スペースと ''-freeplay'' を追加して 

 "C:\Program Files\Simutrans\simutrans.exe" -freeplay 

という感じに入力できたら、下の [OK] をクリックして、ダイアログを閉じてください。

※参考画像
&ref(freeplay-sample.PNG,nolink);

これで目的のショートカットができたので、これをダブルクリックすれば 
借金無制限モードでゲームが起動するはずです。 

ここで作ったショートカットのアイコンは、デスクトップやスタートメニューなど 
使いやすい場所に移動してかまいません。 

**応用 [#p808a6c5]

複数のオプションをまとめて付けることもできます。

 "C:\Program Files\Simutrans\simutrans.exe"  -screensize 960x720 -objects pak128/ -freeplay

とすると、ウィンドウサイズが横960x縦720で、パックファイルを pak128 というサブディレクトリからロードして、なおかつフリープレイモードになります。

**batファイルから起動 [#s7bab8f4]
メモ帳で以下の文章を入力し、○○○.batという名前で保存して下さい。(○内は自由)
例:
 simutrans.exe -freeplay
これをSimutransフォルダに置き、batファイルを起動すると、フリープレイモードになります。

しかし上記の方法では、exeファイルとbatファイルが違う場所にあると起動しません。
別のフォルダにbatフォルダを置きたい場合は、絶対パスで記述します。
例:
 c:\program files\simutrans\simutrans.exe -freeplay
 "c:\program files\simutrans\simutrans.exe" -freeplay

''※102.2.1以降のバージョンでは、黒地に白文字のコマンドウィンドウは消してもらって構いません。''
&imgfolder(16/light_on.png); 参考ですが、「start」を使えば、コマンドウィンドウは消えます。
例:
 start "c:\program files\simutrans\simutrans.exe" -freeplay

*コマンドラインオプション一覧 [#z28e1d18]
[[公式Wikiのページ:http://en.wiki.simutrans.com/index.php/Start_Simutrans]]を和訳したものです。
//[[公式Wikiのページ:http://en.wiki.simutrans.com/index.php/Start_Simutrans]]を和訳したものです。
**ウィンドウサイズ指定 [#a712ed05]
 simutrans.exe -screensize widthxheight
ウィンドウモード、もしくはフルスクリーンモードの画面サイズを''width''×''heigt''ピクセルにします。
**フルスクリーンモード [#d68cbda9]
 simutrans.exe -fullscreen
フルスクリーンモードにします。モニターが表示することの出来ないサイズには指定できません。
**フリープレイ [#bf452172]
 simutrans.exe -freeplay
倒産なしの借金無制限モードになります。起動時に表示されるマップ、新規に作成したマップはフリープレイモードになります。

フリープレイ設定はセーブゲームごとに保存されますので、このオプションは既存のセーブゲームには効果はありません。「ライバル会社」ウィンドウ最下部の「フリープレイモード」ボタンで有効/無効を切り替えてください。
**ログ生成 [#f01ec261]
 simutrans.exe -log 1
''simu.log''というファイルが作られ、ログが書き込まれていきます。バグレポートに役立ちます。ログの出力レベルはdebugオプションで設定します。
**デバッグモード [#u10688a7]
 simutrans.exe -debug 4
デバッグモードになります。
デバッグレベルは1〜5で、1ではエラーのみを記録、4ではすべての情報を記録します。
バグリポートやトラブルシューティングにはすべての情報が必要です。

&imgfolder(16/info.png); 通常はlogオプションと併用して使用します。
 simutrans.exe -log 1 -debug 4

**Pak選択 [#a9c4a556]
 simutrans.exe -objects pakname/
指定されたフォルダのPakを使います。複数のpakセットをインストールしている場合に、pak選択ダイアログを表示しません。

例:simutrans.exe -objects pak128/ 
例:
 simutrans.exe -objects pak128/ 

**アドオン使用 [#a9c4a556]
 simutrans.exe -objects pakname/ -addons
前項のPak選択と組み合わせて使用します。前項に加えてそのPakセット用のアドオンを読み込みます。

例:
 simutrans.exe -objects pak/ -addons

**フレームレート [#ye24ef43]
&size(16){99.05以前};
 simutrans.exe -refresh n
フレームレートの表示割合を指定できます。。nは1〜16を指定できます。~
n=1のときデフォルトで、全てのフレームを表示します。n=2のとき約25%、n=3で約33%早くなります。~
&size(16){99.05.1以降};
 simutrans.exe -fps n
FPS(1秒あたりのフレーム数)を指定できます。最低値は5です。~
標準は25ですが、simuconf.tabのパラメータにより変わります。
**音楽を鳴らさない [#ff492844]
 simutrans.exe -nomidi
音楽が鳴らなくなります。他の音楽を鳴らしたいときに役立ちます。~
原因不明バグが起こる場合、このオプションをつけることで直ることがあります(Linux SDLが主)。
**音を鳴らさない [#ad73d4f8]
 simutrans.exe -nosound
エフェクト音が鳴らなくなります。
**シングルユーザー(99.08以降) [#v8128bf0]
※これはマルチプレーヤー(対戦型simutransなど)を意味するものではありません。LinuxやWinXPやWinVistaなどユーザアカウントコントロールやマルチユーザに対応させるためのものです。
 simutrans.exe -singleuser
標準ではセーブフォルダなどはユーザーのマイドキュメント内になりますが、
singleuserを指定した場合、99.08より前と同じく、セーブフォルダなどはsimutrans.exeと同じところになります。
**セーブデータ選択 [#i87f2ad5]
 simutrans.exe -load <savegame>.sve
ゲーム開始時に自動的に指定したセーブデータを読み込むようになります。
※このパラメータは最後に来なくてはいけません。

**言語を指定(110.0以降) [#pa92687a]
 simutrans.exe -lang ja
言語を指定して起動します。-lang の後に言語コードを記述します (Linux 環境では .exe を省略してください)。

**ワークディレクトリ [#u3320d28]
 simutrans.exe -use_workdir
現在のカレントディレクトリをワークディレクトリにします。

**サーバーモードで起動(110.0以降) [#zebe9ede]
 simutrans.exe -server
サーバーモードで起動します。

**ゲーム読み込み後に一時停止(112.0以降) [#q948b98c]
 simutrans.exe -pause
ゲームをロードしたあとに一時停止した状態になります。

**スキン(テーマ)を指定(120.0以降) [#o4b7a25d]
 simutrans.exe -theme スキン定義ファイル名
スキンを指定して起動します
 simutrans.exe -theme standard-large.tab
standard-large.tabスキンを使用します